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中絶手術の方法

人工妊娠中絶手術の方法について!吸引法とソウハ法、MVAとは?

人工妊娠中絶手術の方法について!吸引法とソウハ法、MVAとは?

「人工妊娠中絶手術にはどんな方法があるのだろう?」
「どんな方法で手術を行うのだろう?」

と疑問に思われる方も少なくないでしょう。なかなか人に聞くこともできず、不安を募らせている方も多いのではないでしょうか?

そこでここでは、人工妊娠中絶手術について、その概要からいつまで手術が受けられるのか、気になる手術の方法についてご説明します。疑問を解消して少しでも安心・安全に手術を受けられるようにしていきましょう。

ページの監修医師

東京都豊島区の池袋駅前婦人科クリニック加村和雄院長

池袋駅前婦人科クリニック 
加村和雄(かむらかずお)院長

1998年埼玉医科大学医学部卒業。病院やクリニックにて、日本産科婦人科学会専門医として研鑽を重ね、池袋駅前婦人科クリニックを開院。

妊娠中絶とは?

妊娠中絶とは、自然な原因であれ、人為的な原因であれ、妊娠が終結して胎児が死亡したことを指します。人工妊娠中絶については、日本の法律である"母体保護法"で定義されています。

「この法律で人工妊娠中絶とは、胎児が、母体外において、生命を保続することのできない時期に、人工的に、胎児及びその付属物を母体外に排出することをいう。なお、胎児付属物とは胎盤、卵膜、暖帯、羊水のことである。」引用:日本産婦人科医会:人工妊娠中絶の定義

さらに、妊娠12週未満の中絶によって胎児が死亡したときは「流産」、妊娠12週以降の中絶によって胎児が死亡したときのことを「死産」と呼びます。これは、厚生労働省によって定義されており、死産の場合、市区町村への届け出を義務付けています

中絶手術と母体保護法

人工妊娠中絶は、その妊娠を中断しなければならないときに行う手術です。人工妊娠中絶手術は、日本の法律である母体保護法によって厳しく定められ、この法で指定された“指定医師”のみしか行うことができません。つまり、母体保護法指定医を標榜している医療機関でしか受けられないということです。

海外では、妊娠初期に内服することで中絶を行う中絶薬を販売している国もありますが、大量出血などのリスクが報告されていることから、日本では認可されていません。厚生労働省も中絶薬に関しては、使用しないよう注意喚起がされています。

参考資料:日本産婦人科医会:人工妊娠中絶について教えてください。

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中絶手術はいつまでできるの?

中絶手術はいつまでできるの?

日本の法律である母体保護法に定められている中絶手術が可能な期間は、妊娠22週未満(21週6日)までです。この妊娠22週未満という期間のうち、2つの時期によって中絶方法が分けられており、妊娠12週未満を初期中絶、妊娠12週以降22週未満を中期中絶とします。妊娠初期と妊娠中期では、手術方法が大きく異なります。

なお、妊娠22週以降の中絶は日本では認められておらず、手術を行うことができません。そのため、少しでも中絶手術を考えている方は、まずは早めに妊娠週数の確認をしておくことをおすすめします。

人工妊娠中絶手術の方法について

人工妊娠中絶手術は、初期中絶と中期中絶に分けられます。ここからは、初期妊娠中絶と中期妊娠中絶の方法についてくわしく見ていきましょう。

初期中絶手術の方法

妊娠初期中絶は、ソウハ法または吸引法を用い、子宮内容除去術として行われます。手術時間は短く、通常であれば15分程度(手術自体の時間)です。多くの場合、静脈麻酔によって行われ、痛みも出血も少なく済みます。このことから、患者様の身体に大きな問題がない限り、日帰り手術で行われ、その日の内に帰ることが可能なケースが多いです。

中期中絶手術の方法

中期になると、初期のように容易ではなくなります。中期中絶の方法は、術前処置として子宮口を開き、子宮収縮剤を用い人工的に陣痛を起こして、流産させるのです。また、妊娠12週以降の中絶は、役所に死産届を提出して、胎児の埋葬許可証をもらう必要があります。

さらに、中期中絶の方法は、患者様の身体に及ぼすダメージも大きく、初期中絶のように日帰りというわけにはいきません。数日の入院を必要とするのです。

【初期中絶手術】吸引法とソウハ法

初期妊娠中絶には、吸引法とソウハ法という手術方法があります。ここでは、それぞれの特徴とメリット・デメリットについて、確認していきましょう。

吸引法の特徴とメリット

吸引法とは、細いストロー状の器具(カニューレ)を子宮内に挿入して、子宮の内容物に陰圧をかけて吸い出す方法です。自動吸引法(EVA/electric vacuum aspiration)と手動吸引法(MVA/manual vacuum aspiration)があります。WHO世界保健機関でも、外科的中絶手術に真空吸引法(VA/vacuum aspiration)を推奨しているほど、安全性が高い手術方法です。

EVAでもMVAでも、術前の子宮頸管拡張が必須なわけではありません。医師の判断で要・不要を決定します。

吸引法のメリット 吸引法のデメリット
  • ・手術時間が短い
  • ・身体への負担が少ない
  • ・週数が少ない場合は、ソウハ法よりもリスクが少ない
  • ・日本では実績のある医師が少ない
  • ・子宮破裂の可能性があり、帝王切開の既往がある場合は要注意

吸引法(EVA・MVA)

吸引法のメリット
  • ・手術時間が短い
  • ・身体への負担が少ない
  • ・週数が少ない場合は、ソウハ法よりもリスクが少ない
吸引法のデメリット
  • ・日本では実績のある医師が少ない
  • ・子宮破裂の可能性があり、帝王切開の既往がある場合は要注意

ソウハ法の特徴とメリット

ソウハ法(D&C/Dilatation & Curettage)とは、子宮頸管を拡張させ、スプーンに似た形の器具や鉗子(かんし)を用いて、子宮内容物を掻き出す方法です。日本では中絶手術の主流となっています。

このソウハ法の最大のメリットは、術者(医師)が子宮内の状況をリアルタイムで確認できること、といえるでしょう。また、手術で使用する器具の洗浄・滅菌が容易なことから、清潔を保ちやすいとされています。

その一方で、鋭的な器具で子宮内のものを掻き出す必要があることから、子宮穿孔を起こしたり、子宮内膜が薄くなったり、アッシャーマン症候群を起こしたりするなど、頻度は低いものの合併症の危険性もあります。患者様にとっては、子宮頸管を拡張させる際(術前処置)の痛みの大きさも注目されるポイントです。

池袋駅前婦人科クリニックでは、手術前日からの強い痛みを伴う術前処置は行っておりません。子宮頸管を広げる処置は、麻酔をかけている状態で行うので、痛みを感じることはありません。ご安心ください。

ソウハ法のメリット ソウハ法のデメリット
  • ・日本では主流であり、経験豊富な医師が多い
  • ・術者が手術中に子宮の状態を把握しやすい
  • ・器具の洗浄・滅菌が容易
  • ・手術時間が長くなりがち
  • ・子宮を傷つけるリスクを否定できない
  • ・子宮口を広げる際に痛みを伴う

ソウハ法(掻爬法)

ソウハ法のメリット
  • ・日本では主流であり、経験豊富な医師が多い
  • ・術者が手術中に子宮の状態を把握しやすい
  • ・器具の洗浄・滅菌が容易
ソウハ法のデメリット
  • ・手術時間が長くなりがち
  • ・子宮を傷つけるリスクを否定できない
  • ・子宮口を広げる際に痛みを伴う

中絶手術のMVAについて知りたい

MVAとは、手動吸引法(manual vacuum aspiration)のことで、吸引法の一種という位置づけです。もう一方の吸引法であるEVA(自動吸引法/electric vacuum aspiration)との違いは、どのようなところにあるのでしょうか?

EVAとMVA、2つの吸引法では使用される“カニューレ”という手術器具の材質が異なります。カニューレは細いストロー状の管で、このカニューレによって子宮の内容物を吸引するのです。EVAでは金属製のものが使用され、MVAはプラスチック製の器具です。プラスチックは金属よりも柔らかくしなやかな材質であるため、子宮内に挿入するときの痛みが少なくて済みます。このプラスチック製のカニューレを含む、MVAのキットはディスポーザブル(使い捨て)になっており、感染リスクが極めて少なく済むのもポイントいえるでしょう。

さらにMVAは、手動で吸引するため微妙な吸引力の調整をすることができますし、子宮内膜などお身体の組織を傷つけるリスクが少なくなるのです。加えて、MVAは手術中の音もとても静かで、麻酔で眠っている患者様の眠りを妨げない点においても、非常に優れています。手術時間もEVAよりもさらに短く済むとされており、患者様のご負担になりにくいです。

こうしたことから、日本産婦人科手術学会でも、MVAを"低侵襲かつ有効な手術手技"と位置づけています。

池袋駅前婦人科クリニックの中絶手術について

池袋駅前婦人科クリニックでは、中絶手術のそれぞれの特徴を踏まえ、患者様のご要望に合わせた手術方法を選ぶことができます。もちろんEVA・MVAどちらの吸引法にも対応しているので、ご安心ください。中絶手術の適応は、妊娠11週6日目までの患者様が対象となっておりますので、妊娠週数がハッキリわからない、出産か中絶か迷っているという方も、まずは正確な妊娠週数を確認するためにも、ご相談ください。

また、当院の中絶手術の特徴は、無痛妊娠中絶手術です。静脈麻酔を用い、しっかりお眠りいただいている状態で手術を行うため、手術中の痛みを感じることはほぼありません。さらに多くの方が痛いと感じられる子宮口を開く術前処置も行いません。痛みが不安、怖いという患者様も、どうかご安心いただけたらと思います。

術後は、プライバシーに配慮された空間でしっかりお休みいただいてからご帰宅していただきます。当院の中絶手術は日帰り手術ですので、入院のご心配もありません。また、即日手術にも対応しております。ソウハ法と吸引法、EVAかMVAか迷われている方や、中絶手術そのものを悩んでいる方も、医師をはじめスタッフ一同、親身になってお話を伺い、サポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

人工妊娠中絶手術の費用

人工妊娠中絶手術(12週未満)
※即日手術可能

11週未満の
初期中絶手術
77,000円(税込)
術前診察 無料
術後検診 無料
麻酔代 無料
術後薬代 無料
埋葬費 無料

当院では、患者様のご負担を軽減するため、痛みを伴う処置は全て麻酔下で行います。妊娠11週~12週未満の方はご相談ください。
※診察にて医師が「リスクが伴う手術」と判断した場合、追加料金が発生する場合があります。(例:双子の場合や、帝王切開歴のある方、喘息疾患などの持病のある方など)

ご負担を最小限に抑えた手術を…

ご負担を最小限に抑えた手術を…

中絶手術はその週数によって手術方法が異なり、初期中絶手術でも方法がいくつかあることがわかりました。少しでもお身体の負担を抑えるためにも、適切な手術方法を選びたいものです。

池袋駅前婦人科クリニックでは、WHOが推奨する安全性の高い吸引法を始め、患者様のニーズに合わせた方法で中絶手術を行っております。さらに、母体に優しいとされるMVAも選択いただくことが可能です。もちろん、手術方法であるEVAかMVAか迷っている方でもご相談いただければ、親身になってお応えいたします。中絶手術について、ご心配やご不安がある方もぜひ、当院にご相談ください。

中絶手術の方法に関するよくあるご質問

中絶手術の吸引法であれば、痛みがないのですか?
A.いいえ。吸引法で行えば、全く痛みがないというわけではありません。しかし、ご心配はいりません。池袋駅前婦人科クリニックでは、中絶手術に関する痛みを徹底して緩和する“無痛中絶手術”を目指しております。静脈麻酔を用い、患者様はお眠りいただいている間に手術が終了しているような感覚です。一般的に痛みが強いとされる前日からの術前処置=子宮口を開く処置も行っておりません。手術による痛みが不安な方は、無痛中絶手術を目指す池袋駅前婦人科クリニックに、一度ご相談ください。
中絶手術を受けるのは怖いので、中絶薬を使ってもらえますか?
A.いいえ。中絶薬=経口中絶薬は、日本で承認されていない薬剤です。初期中絶の場合、中絶薬を使用することが承認されている諸外国もありますが、日本ではその危険性から使用を認められておりません。中絶薬は、比較的高い失敗率や、重篤な副作用の危険性があるからです。個人輸入や通販サイトなどで中絶薬の購入を検討されている方がいるかもしれませんが、大変危険ですので絶対に購入(使用)することは避けてください。
妊娠12週3日です。中絶手術してもらえますか?
A.申し訳ございません。池袋駅前婦人科クリニックは、妊娠11週6日目までの患者様の初期中絶手術のみに対応しております。12週3日ですと、12週以降の中期妊娠中絶手術となり、手術そのものの方法が異なってくるのです。大変強縮ですが、中期妊娠中絶手術に対応している医療機関への受診をお願いいたします。

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  • 2021/07/01