Risk

中絶のリスクと後遺症

中絶に後遺症はある?リスクと症状とは?後悔しないために

中絶に後遺症はある?リスクと症状とは?後悔しないために知ろう

中絶手術を受ける際、リスクや術後の後遺症が心配という方も多いのではないでしょうか?

手術に伴いどのようなリスクがあり、術後にどのような後遺症があるのか、気になるのは当然のことです。安心して手術を受けるためにも、この機会に確認しておきましょう。

ここでは、手術のリスクと術後の後遺症についてくわしくご説明していきます。ぜひ最後までご参照ください。

ページの監修医師

東京都豊島区の池袋駅前婦人科クリニック加村和雄院長

池袋駅前婦人科クリニック 
加村和雄(かむらかずお)院長

1998年埼玉医科大学医学部卒業。病院やクリニックにて、日本産科婦人科学会専門医として研鑽を重ね、池袋駅前婦人科クリニックを開院。

中絶手術後の症状について

池袋駅前婦人科クリニックでは、できるだけ患者様のお身体のご負担にならないような手術方法をご提案しております。しかし、いずれにしても、手術であることに変わりはなく、手術後にはなんらかの症状が伴ってしまう可能性も否定できません。

まずは、手術後にありがちな症状についてまとめていますので、一つずつ確認しながら、見ていきましょう。

中絶後の腹痛(痛み)

中絶手術後に「お腹が痛い」「腹痛がひどくて心配」という方は多くなっています。中絶手術後の痛みである腹痛は、あまり心配の要らないものであるケースが多いです。中絶手術後の身体の変化として、子宮が妊娠している前の状態に戻ろうとする「子宮復古」という反応を起こします。この反応は正常なもので、子宮復古により、子宮が収縮するとき「生理痛」のような痛みを伴うのです。そのため、中絶後数日から1週間ほど、生理痛のような痛みが起こります。これは、子宮がもとに戻ろうと収縮しているため起こる正常な身体のサインで、心配はいりません。痛みが苦痛・気になる患者様は、術後に処方される鎮痛剤を服用してください。

もし、39℃を超える発熱があり、生理痛よりも強い痛みがある場合は、感染症の可能性があるため、池袋駅前婦人科クリニックにお早めにご連絡ください。

中絶後の出血は大丈夫?

妊娠中絶後には、出血の症状が起こります。これは、分娩の「悪露(おろ)」と同じものです。鮮血を伴って血の塊が出ることもあります。しかし、この出血は病的なものではないので心配はいりません。出血量や出血している期間は、個人差があり一概に言うことはできませんが、生理のような出血が1週間から2週間ほど続くことが多くなっています。

もし、あまりにも出血量が多い、出血が長期間に渡っている場合には、病的な要因が影響している可能性があるので、当院までご相談ください。

中絶後の出血について、こちらのページでくわしく解説しています。ぜひあわせて、ご参照ください。

吐き気や嘔吐がある

池袋駅前婦人科クリニックでは、中絶手術の麻酔に「静脈麻酔」を使用します。この麻酔に用いる薬剤の影響で、麻酔から覚醒したあとに、吐き気を感じたり、気持ち悪くなったりする方が居り、それに伴って、嘔吐してしまう方がいます。この吐き気や嘔吐を防ぐため、術前は決められた時間以降の飲食を避けるようにしてください。

めまい・頭痛について

術後のめまいや頭痛も、麻酔による影響といえるでしょう。これは、主に麻酔が効きやすい方に起こりやすい傾向があるようです。麻酔が覚めてからおよそ30分で改善することがほとんどですので、心配はいりません。池袋駅前婦人科クリニックでは、術後の患者様は、プライバシーに配慮した回復室という場所で、1~2時間程度お休みいただいています。回復室では、看護師ほか医療スタッフをすぐ呼べる体制を整えておりますので、どうぞご安心ください。

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中絶後遺症候群ってなに?

PTSD(心的外傷後ストレス障害)をご存じでしょうか?PTSDとは、強いショック体験や精神的ストレスが心にダメージとなって、時間が経ったあとも、その経験に対して強い恐怖を感じるものです。中絶後遺症候群(PAS)はPTSDの一種として知られ、中絶手術のストレスや感情を抑圧することで、肉体や精神、行動面に影響を及ぼします。症状として、主に過剰反応や侵害行為、抑圧などが挙げられており、注意が必要です。

その他、中絶後の精神症状

中絶後遺症候群(PAS)の他にも、さまざまな精神症状が現れることがあります。摂食障害や不信感、無感情などがその一例で、実に多種多様な精神症状が起こるのです。これらは、一時的なものがほとんどで、時間の経過とともに軽快していくので、あまり心配はいりません。術後、「精神的に不安定になるのはよくあること」程度に考え、神経質になるのは避けましょう。

池袋駅前婦人科クリニックでは、お身体の不調はもちろん、心のケアも重要視しています。肉体的なことだけでなく、精神的な術後の不調がある場合は、お気軽にご相談ください。

逆行性健忘とは?

「逆行性健忘」は、麻酔によって起こる症状です。逆行性健忘の症状は、「ごく最近の出来事についてのみ忘れてしまう作用」を指します。手術中のことやそれに関する痛みなどの記憶がない状態に陥り、不安になるかもしれませんが心配はいりません。

人工中絶のリスクとは?

人工妊娠中絶手術にもリスクはありますが、起こることは稀で、過度に心配する必要はないといえるでしょう。しかし、どのようなリスクがあるのか知っておくことは大切です。一つずつ見ていきましょう。

繊毛膜・胎盤遺残

繊毛膜・胎盤遺残とは、分娩や流産手術、中絶手術後に絨毛膜・胎盤の一部が遺残する疾患のことです。これは、大量出血や感染症を起こす危険性があることから、その兆候がないか、術前・術中・術後のそれぞれのステージにおいて、十分に配慮した処置、診察を行っています。

子宮収縮不全

子宮収縮不全とは、子宮復古不全ともいわれています。中絶手術後や分娩後の子宮収縮が、正常に起こらない状態のことです。症状は、子宮収縮が弱く、出血量が多くなる傾向にあります。

アッシャーマン症候群

アッシャーマン症候群とは、子宮のトラブルがもとで無月経や不妊症になる疾患を指します。子宮内膜が傷ついて癒着してしまうことが原因です。卵巣の機能は正常で排卵は行われているので、基礎体温は正常通り高温期と低温期に分かれますが、無月経や、月経(生理)の際の出血量が少なくなってしまうといった症状が現れます。さらには、子宮内膜が育たなくなるため、受精卵が着床しにくい状態になるのです。子宮卵管造影検査(HSG)や子宮鏡で診断される場合が多くなっています。

感染症

中絶手術後は子宮頸管が拡張しており、通常よりも感染症にかかりやすい状態です。中絶手術後に感染症を起こすことは稀ですが、患者様が術前から、クラミジア感染症などの感染症にかかっている場合、そのリスクは高くなります。そのため、当院では中絶手術の術前検査として、性感染症の検査も行っております。

稀に起こる合併症

極めて稀に起こる合併症として、子宮穿孔や腸・その他の臓器の損傷、子宮頸部の損傷、大量出血などが挙げられます。池袋駅前婦人科クリニックで中絶手術を担当するのは、経験豊富な熟練した技術を持つ医師ですので、こうした合併症を起こす危険性は、極めて低いといえるでしょう。

中絶手術の後遺症で不妊に?

中絶後の生活で注意したいこと

「中絶手術で後遺症が不妊だったら、どうしよう」「中絶したら不妊になるのかな?」など、中絶後の後遺症で不妊になると考える方は多くなっています。しかし、中絶の影響で不妊になることは、ほとんどありません。中絶後、不妊症に至るケースとして考えられるのは、アッシャーマン症候群で子宮内膜が癒着したときです。しかし、これも稀なケースで、皆さんが考えているほど、中絶と不妊は結びつかないといえるでしょう。

中絶後遺症候群(PAS)はご説明したように、精神症状が主に起こるものです。そのため、池袋駅前婦人科クリニックでは、患者様の心のケアをとても大切にしています。もし、気になる症状があるときや不安なことがある場合は、お気軽に当院にご相談ください。

中絶後の不妊が心配な方は、こちらのページでくわしく解説しています。ぜひあわせて、ご参照ください。

心配があったらご相談を!

中絶手術に限らず、手術には不安がつきものです。特に中絶の場合は、精神的な負担も大きくなっています。手術の後遺症・リスク等、不安や心配事がある場合は、ご遠慮なく医師またはスタッフにご相談ください。親身になってお話しを伺い、疑問や不安を解消するために努めます。お身体のことだけでなく、心のケアも積極的に行っておりますので、ご安心ください。

中絶手術の後遺症・リスクに関する
よくあるご質問

一度中絶したら妊娠しにくいと聞きました。本当ですか?
A.いいえ。中絶手術が原因で不妊症になるのは、稀なことといえるでしょう。術後に妊娠しにくくなるというよりも、むしろその逆で、妊娠しやすい状態になる方のほうが多くなっています。そのため、過度な心配はいりません。池袋駅前婦人科クリニックでは、こうした疑問に丁寧にお応えしているので、不安がある方はお気軽に当院にご相談ください。
中絶の罪悪感が消えないです。乗り越え方はありますか?
A.中絶手術の乗り越え方は、一概にはいえません。ここでは、少し気持ちの持ち方についてご紹介します。まず、「ご自身で決意したことは決して過ちではない」ということを覚えておいてください。もちろん、自分自身を責めないことも重要です。こうするだけで、少し気持ちが軽くなるかもしれません。そして、再び予期せぬ妊娠をしないよう対策を行いつつ、少しずつ前を向いていきましょう。自分自身を責めない、自分の決意は間違っていない、このことを心に留めておいてくださいね。
中絶後の出血が長引く原因には、どんなことがありますか?
A.出血が長引く原因は、子宮の収縮があまりよくなかったり、妊娠週数が進んでいた場合に起こりやすかったりします。そのため、手術の際にお渡しする処方薬(子宮収縮剤)は、きちんと内服するようにしてください。あまりにも長引くときや不安が強い場合には、我慢することなく、池袋駅前婦人科クリニックにご相談ください。

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  • 2021/07/01