Genital-trouble

デリケートゾーンのトラブル

デリケートゾーンのかゆみ・におい・
できもの!症状別の原因と対策

「アソコがかゆい……」
「デリケートゾーンがにおう気がする」
「陰部にできものができた!」

デリケートゾーン(陰部)になんらかの異常があるととてもつらいものです。センシティブなお話しなので、他人に言うこともできず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

ここでは、デリケートゾーンのかゆみ・におい・できものにスポットを当て、その原因や対策などを解説します。デリケートゾーンのケアについても触れているので、ぜひ最後までご参照ください。

ページの監修医師

東京都豊島区の池袋駅前婦人科クリニック加村和雄院長

池袋駅前婦人科クリニック 
加村和雄(かむらかずお)院長

1998年埼玉医科大学医学部卒業。病院やクリニックにて、日本産科婦人科学会専門医として研鑽を重ね、池袋駅前婦人科クリニックを開院。

デリケートゾーンのかゆみ

デリケートゾーンのかゆみ

デリケートゾーンにかゆみがあると、ムズムズ・ソワソワしてしまい、仕事をするにも勉強をするにも集中できないことが多いのではないでしょうか?そんなつらい陰部のかゆみの原因は、どのようなものがあるかご存じですか?実は、陰部のかゆみには、さまざまな原因があるのです。

外陰部のかゆみの原因

外陰部のかゆみの原因は、主にかぶれと感染症が挙げられます。ここでは、かぶれと感染症に分けてご説明します。

かゆみの原因~かぶれ~

かぶれは、正式名称を"接触性皮膚炎"という皮膚のトラブルです。合成洗剤や金属、化粧品、衣類といった、皮膚に刺激を与える物質やアレルギー源となる物質と、皮膚が接触することで起こります。 つまり、身の周りにあるさまざまなものが原因になるのです。女性の場合は、生理中のナプキンやタンポンのヒモ、パンティライナーなどによる接触、経血や汗などによる蒸れなどがかぶれの原因になります。

かゆみの原因~感染症~

かゆみの原因となるのは、感染症が原因のこともあります。感染症には、性感染症(STD/性病)も含まれており、注意が必要です。かゆみを引き起こす感染症には、下記が当てはまります。

性感染症の名称 原因となるウイルス・菌など
性器ヘルペス 単純ヘルペスウイルス
クラミジア感染症 クラミジア・トラコマチス
カンジダ症 カンジダ(真菌)
腟トリコモナス症 トリコモナス原虫
白癬症 白癬菌
毛ジラミ症 毛ジラミ
性感染症の名称 性器ヘルペス
クラミジア感染症
カンジダ症
腟トリコモナス症
白癬症
毛ジラミ症
原因となるウイルス・菌など 単純ヘルペスウイルス
クラミジア・トラコマチス
カンジダ(真菌)
トリコモナス原虫
白癬菌
毛ジラミ

デリケートゾーンは、高温多湿になりやすく、ウイルスや菌などのえさとなる皮脂や汚れがたまりやすい場所です。つまり、ウイルスや菌が繁殖するには、絶好の環境ということ。性行為などで、感染者の患部と触れ合うと、感染症にかかるリスクもそれだけ高いということになります。

かゆみの対策と治療

かゆみ対策として、重要なのは皮膚を刺激しないことです。また、デリケートゾーンの蒸れもかぶれ・かゆみの大敵といえます。そのため、下着は通気性・吸湿性を考え、綿素材のものを選ぶといいですね。また、締め付けないほうがいいので、タイトな服装は避けること。生理用ナプキン・パンティライナーはこまめに取り替えるなどの対策をするといいでしょう。

感染を防ぐという観点からは、性行為の際は清潔を考慮し、コンドームの着用を必ず行うことも大切です。また、白癬菌、シラミといった感染症の病原体は、感染者に直接接触しなくても、タオルや風呂場のイスなどを介して感染することもあります。さらに、身体の抵抗力である免疫を考えると、ストレスを溜めない生活や睡眠不足をしないように心がけることも大切です。

  • ・かゆみが強く激しい→日常生活に支障がある
  • ・症状のある範囲(患部)が広い
  • ・患部に水疱や潰瘍がある
  • ・おりものに変化がある
  • ・セルフケアでかゆみが治まらない

上記のような場合は、医療機関を受診してください。かゆみの治療は、皮膚の状態やかゆみの原因によって異なりますが、主に塗り薬と内服薬で行われるケースが多いです。池袋駅前婦人科クリニックでもデリケートゾーンのかゆみを診療しています。症状がある患者様は、お気軽にご相談ください。

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診療時間 10:00~19:00
※最終受付 18:30

「臭いかも?」デリケートゾーンのにおい

デリケートゾーンのにおいは、本人が不快に感じても、周囲の人は気にならないことがほとんどです。でも、当の本人はとっても気になるもの。ここでは、早く解消したいデリケートゾーンのにおいの原因と対策について見ていきましょう。

「臭いかも?」デリケートゾーンのにおい

不快なにおいの原因とは?

デリケートゾーンは蒸れやすく、不快なにおいが発生しやすい部位です。陰部のにおいの原因は、蒸れや汗などが原因で起こることが多く、意外にも、コーヒーや匂いの強い食べ物・飲み物が影響することも多くなっています。これらは、すぐに対策のしようがありそうですが、以下に挙げる原因は注意が必要です。

タンポンの出し忘れ・カンジダ症・細菌性腟炎・淋菌感染症・子宮頸がん

タンポンの出し忘れで、陰部から悪臭がすることがあります。タンポンの出し忘れは、黄色ブドウ球菌という菌が増殖して、トキシック・ショック症候群の原因となる毒素を出しやすくなるのです。 ごく稀にしか起こらない病気とはいえ、トキシック・ショック症候群は重篤な症状を引き起こし、死に至ることもあるので注意が必要です。

カンジダ、淋菌などの感染症でも陰部がにおうことがあります。こうした感染症は、おりものに異常が見られることが多いので、おりものがいつもと違うと感じたら医療機関を受診してください。さらに、ステージが進行した子宮頸がんでも不快なにおいを感じることがあります。いつもと違う症状を伴った陰部のにおいには、要注意といえるでしょう。

においの対策と治療

デリケートゾーンのにおいの中でも、蒸れや汗といった原因は、陰部を清潔に保つことでほとんどものが解消・改善できます。陰部のかゆみと同様に、通気性の良い綿素材の下着にして、ナプキンやパンティライナーをこまめに変えるだけでも、だいぶ改善されるでしょう。デリケートゾーンのケアとして後述しますが、洗い方を変え、正しく洗浄するのも効果的です。

その他の疾患・感染症が原因で起こるにおいは、原因である疾患を治療することが最優先。そのためにも、におい以外にも症状がある場合には、なるべく早く医療機関を受診しましょう。感染症の治療は、内服薬や外用薬で行うことが多いです。それぞれの病気に合わせた治療を行いますので、まずは池袋駅前婦人科クリニックにご相談ください。

「陰部にしこり?押すと痛い!」
デリケートゾーンのできものや腫れ

デリケートゾーンにしこりやできものができると、座ったときなどにあたってしまい、痛いし不快ですよね。「どうしてこんなところに……」と思う部位にしこりができた経験はありませんか?ここでは、陰部にできるしこりやできもの、腫れの原因と対策について見ていきます。

陰部周辺のできもの・腫れの原因

陰部周辺のできもの・腫れの原因

陰部周辺にできるできものには、外陰毛嚢炎・バルトリン腺炎・尖圭コンジローマ・アテローム・ヘルペス・ベーチェット病などがあります。

外陰毛嚢炎は、ニキビと非常によく似たできもので、毛穴に汚れなどが詰まることで皮膚が炎症を起こし、赤くなったり痛みが出たりします。デリケートゾーンのできものの中でも多く見られるできものです。バルトリン腺は、腟口の左右にある小さな腺で、これが詰まることで炎症を起こします。バルトリン腺炎もデリケートゾーンのできものとして、よくあるものといえるでしょう。

アテローム(粉瘤/ふんりゅう)は、皮膚の角質と皮脂が剥がれ落ちずに、皮膚の下にできた袋状のスペースにたまってできた良性の腫瘍です。尖圭コンジローマと性器ヘルペスは、性行為で感染する性感染症で、どちらも陰部にできものができます。

デリケートゾーンの腫れは、バリトリン腺嚢腫や性器ヘルペスで起こることがありますが、激しい自慰行為や性行為でも起こる可能性が否定できません。自慰や性行為での腫れは、1~2日で軽快しますが、痛みが強くなる、腫れがひどくなるときには、雑菌感染を起こしている可能性が高いです。

できもの・腫れの対策と治療

できものや腫れに対する対策も、陰部を清潔に保つことが一番です。また、毛嚢炎はムダ毛処理後に起こることが多いので、デリケートゾーンのムダ毛処理は、慎重に行うようにしましょう。外陰部のできものや腫れは、入浴時などにご自身で触れて発覚することが多くなっています。異常の早期発見のために、日頃から陰部に異常がないか、ご自身で確かめるようにするといいかもしれません。

もし、なんらかの異常があった場合は、早めに受診し、治療を受けるようにしてください。できものや腫れも、外用薬・内服薬で治療が行われる場合がほとんどです。もちろん、池袋駅前婦人科クリニックでも、デリケートゾーンのできもの・腫れを診察治療しています。外陰部にそれらの症状がある場合は、なるべく早くご相談ください。

デリケートゾーンをケアしよう

デリケートゾーンのケアは知っているようで、正しいケアを知らない方も多いかもしれません。そこで、ここからはデリケートゾーンのケアの中でも洗い方にフォーカスして、くわしく見ていきます。

デリケートゾーンをケアしよう

デリケートゾーンの正しい洗い方は?

デリケートゾーンを洗うときに重要なことは、こすり過ぎないことです。洗うときは、ご自身の指を使い、優しく滑らせるようにするといいでしょう。必ず、前から後ろに洗ってくださいね。特に外陰部、小陰唇周りは構造が入り組んでおり、洗いにくく、汚れが落としにくいのですが、ボディソープなどの洗浄剤をしっかりと泡立て、細かく柔らかく丁寧に洗いましょう。また、洗うのは1日1回に留めてください。あまり洗い過ぎてしまうと、お肌のバリア機能が失われ、さまざまなトラブルを起こす原因になります

洗うときは、ボディソープでも問題はないのですが、お肌がヒリヒリする、しみるなどの違和感がある方は、デリケートゾーン専用ソープを使用するといいでしょう。デリケートゾーン専用ソープは、お肌のpHを保つように作られており、刺激も少ないのでおすすめです。

生理用ナプキンやパンティライナーでかぶれたら

もし、ナプキンやパンティライナーでかぶれてしまったら、まずデリケートゾーンの通気性を見直してみましょう。ナプキンやパンティライナーをこまめに取り替える、デリケートゾーンを清潔に保つことも重要です。

また、かぶれの原因がナプキンやパンティライナーの素材にあることも考えられるので、オーガニックのものを選んだり、布製のものを使用したりしてもいいでしょう。どうしてもお肌に合う素材がない場合には、月経カップやタンポンの使用を検討するのも一つの手段です。

市販の薬を使ってもいい場合とは?

市販の薬を使ってもいい場合とは?

デリケートゾーンのセルフケアで、手軽な市販薬を使用したくなるケースも多いのではないでしょうか?陰部のかゆみ・におい・できものといった異常がある場合に、市販の薬を使用しても大丈夫なケースがあります。それはかゆみの症状で、使用できる市販の薬は下記です。

オロナインH軟膏・フェミニーナシリーズ・ユースキンラフレ・エンペキュア・オイラックスソフトなど

オロナインH軟膏やオイラックスソフトなど、一般的な市販薬で、デリケートゾーンのかゆみは対応可能ですが、あくまでも対症療法となり、かゆみの根本解決には至りません。また、市販の薬を使用しても症状が軽快しない、悪化するなどした場合には、お早めに医療機関を受診し、医師に相談してください。

デリケートゾーンの異常は
何科に相談するの?

デリケートゾーンのお肌は敏感なため、かゆみといった肌トラブルが起こりやすい場所です。そんなデリケートゾーンの肌トラブルの受診・相談は、婦人科にすると良いでしょう。もし、性感染症であっても、婦人科ならすぐに対応可能です。デリケートゾーンのトラブルは、恥ずかしいからと行って放置せず、なるべく早く池袋駅前婦人科クリニックにご相談くださいね。

デリケートゾーンの異常に関する
よくあるご質問

デリケートゾーンにかゆみがありますが我慢できる程度です。病院へ行くべきですか?
A.かゆみの程度は、個人差があり、一概に言うことはできません。かゆみ以外の症状はあるのでしょうか?かゆみ以外に、おりものの異常やにおいの変化などがある場合には、医療機関を受診した方がいいでしょう。池袋駅前婦人科クリニックでも、デリケートゾーンの異常に関する診療を行っております。まずは、一度当院までご相談ください。
デリケートゾーンがヒリヒリするのですが、性病でしょうか?
A.性病とは一概に言えません。性感染症(性病/STD)に感染する機会があった場合は、性感染症を疑った方がいいケースもあります。しかし、デリケートゾーンのヒリヒリは、かぶれ等による皮膚トラブルの可能性も否定できません。ヒリヒリ感があり、性感染症が疑われるケース、なんらかの皮膚のトラブルがあるケースは、一度、池袋駅前婦人科クリニックを受診してください。疾患、肌トラブルに合わせた治療を行います。
生理のときに、デリケートゾーンがかゆくなるのは病気のせいですか?
A.月経期間中は、デリケートゾーンも含めお肌が敏感になる時期です。また、生理用ナプキンを使用している場合、どうしてもデリケートゾーンが蒸れてしまい、肌トラブルを起こしやすくなります。そのため、生理中にデリケートゾーンがかゆくなるのは、一般的によくあることといえるでしょう。しかし、陰部に水ぶくれがある、潰瘍があるなどの場合には、性器ヘルペスがかゆみの原因となっていることがあります。気になる方は、お気軽に池袋駅前婦人科クリニックにご相談ください。

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  • 2021/07/01