Mirena

ミレーナの効果と副作用|費用:55,000円

ミレーナ(IUS/IUD)とは?

ミレーナ(IUS/IUD)とは?イメージ画像

「コンドーム以外の避妊方法が知りたい」「低用量ピルは適用外と診断されてしまった……」

そんな方におすすめなのが、子宮内に装着する避妊具「ミレーナ」です。ミレーナは、女性主導で避妊ができるため、最近では広く普及しています。池袋駅前婦人科クリニックにも、避妊や月経困難症の改善のために、装着を希望される方やご相談にこられる方が増加中です。ここでは、ミレーナの仕組みや効果、装着方法などについて、くわしくご説明します。

ページの監修医師

東京都豊島区の池袋駅前婦人科クリニック加村和雄院長

池袋駅前婦人科クリニック 
加村和雄(かむらかずお)院長

1998年埼玉医科大学医学部卒業。病院やクリニックにて、日本産科婦人科学会専門医として研鑽を重ね、池袋駅前婦人科クリニックを開院。

最長5年の避妊効果!ミレーナ・避妊リングとは

「ミレーナってなんだろう?」と思う方も多いかもしれません。まずは、ミレーナの概要を簡単にご説明していきましょう。

子宮内に装着する避妊具

ミレーナは、子宮内に装着する避妊具でIUS(避妊リング)とも呼ばれています。手のひらに乗るサイズのT字型の装置で、黄体ホルモン(レボノルゲストレル)が持続的に放出され、このホルモンの働きにより、避妊効果が最長5年程度期待できます。避妊というとコンドームの使用が一般適ですが、男性主導の避妊方法となってしまうのは否めません。それに対しミレーナは、女性の子宮内に装着するため、女性主体で行う避妊といえます。そのため、望まない妊娠を女性自身で防ぐことができるのです。

ミレーナで避妊ができる仕組み

ミレーナを装着すると、黄体ホルモン(レボノルゲストレル)が子宮内に放出されます。黄体ホルモンは、子宮内膜が増殖するのを防ぐため、結果として子宮内膜が薄くなり、受精卵が着床しにくくなります。そのため、妊娠を阻害することができるという仕組みです。

さらに黄体ホルモンには、子宮の入り口付近の粘液を変化させる働きがあり、精子が子宮内に侵入することを防ぐ効果があります。さらにミレーナは一度装着すると、最長5年ほどの効果が見込まれるため、しばらく妊娠を避けたいとお考えの方には、特におすすめの避妊方法といえるでしょう。

ピルとミレーナの違い

女性主体の避妊といえば、低用量ピルを思い浮かべる方も多いかもしれません。低用量ピルとミレーナは、どちらも女性ホルモンの働きを利用した避妊方法ですが、作用や避妊率が異なります。

低用量ピル

低用量ピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンを合成した内服薬です。毎日服用することで、身体を妊娠中のような状態に近づけて排卵を抑えます。飲み忘れると、妊娠してしまう可能性があるため、毎日必ず服用することが重要です。なお、低用量ピルの避妊失敗率は、0.6%程度とされています。

ミレーナ

ミレーナは、子宮内に挿入する避妊具です。子宮内膜を薄くしたり、精子が子宮内に侵入するのを防いだりして、避妊効果を発揮します。ミレーナは一度装着すると、5年程度効果が持続するため、低用量ピルのように毎日服用しなければ避妊効果がなくなる、といったことはありません。そのため、低用量ピルに比べて手軽にできる避妊方法といえるでしょう。また、一度の装着で効果が続くため、避妊にかかるコストを抑えることが可能です。なお、ミレーナの避妊失敗率は、0.14%程度とされています。低用量ピルの副作用には、血栓症や心筋梗塞などの、全身症状がありますが、ミレーナは、子宮内とその周辺だけにホルモンが作用するため、副作用が少ないのも特徴です。

ミレーナがおすすめの方

  • 01
    長期間の避妊効果が欲しい
  • 02
    女性主体で避妊をしたい
  • 03
    コンドーム以外で避妊をしたい
  • 04
    低用量ピルの服用ができない
  • 05
    避妊にかかるコストを抑えたい
  • 06
    過多月経月経困難症を改善したい

ミレーナの2つの効果について

ミレーナには、大きく2つの効果が期待できます。それは、「避妊効果」「月経困難症・過多月経の改善効果」です。それぞれくわしく見ていきましょう。

ミレーナの避妊効果

避妊効果

ミレーナの一つ目の効果は「避妊」です。女性のからだは受精卵を受け入れるために、毎月子宮内膜を厚くし、ベッドのようなふかふかの状態にします。ミレーナを装着すると、黄体ホルモン(レボノルゲストレル)が放出され、子宮内膜の増殖を抑えます。この働きにより、子宮内膜が薄くなり、受精卵が着床するのを防ぐのです。

また、子宮の入り口の粘液を変化させる働きもあるため、精子が腟から子宮内へ入りにくくなり、結果として、妊娠を防ぎます。

月経困難症・過多月経の改善

月経困難症・過多月経の改善

ミレーナの二つ目の効果は「月経困難症・過多月経の改善」です。ミレーナの装着によって、子宮内膜が薄くなることで、経血量が減ります。それに伴い、生理痛(月経痛)が軽くなるのです。月経困難症や過多月経と診断された場合、ミレーナの装着は保険適用になります。

ミレーナの副作用とは

  • ・腹痛
  • ・不正出血
  • ・生理期間が延びる
  • ・生理周期の変化
  • ・一時的な卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)

ミレーナの主な副作用は、上記の通りです。ごく稀にですが、子宮外妊娠・卵巣嚢胞破裂・骨盤内炎症性疾患(PID)・穿孔などが起こる可能性もあります。

また、ミレーナ装着から数日間は、下腹部痛や腰痛、おりものの増加、出血が止まらないといった症状が見られることがありますが、時間の経過とともに落ち着くため、過度なご心配はいりません。さらに、ミレーナの装着から3ヵ月〜半年間は、生理日以外に少量の出血が見られることがあります。

ミレーナの装着について

ミレーナ装着の流れや、注意点についてご説明します。

ミレーナは生理の3〜7日目に装着

ミレーナは、生理期間中に装着します。一般的には、経血量の少なくなる生理の3〜7日目に装着することが多いです。生理の4〜5日目は、子宮口が比較的広くなっており、経血量が少ないため、ミレーナ装着に適した時期といえるでしょう。

診察〜ミレーナ装着の流れ

(1)診察

医師による診察・エコー検査・性感染症検査を行い、出産経験の有無や生理・避妊のお悩みなどをお伺いした上で、ミレーナの装着が適しているか診断します。

※エコー検査で子宮や卵巣に問題がなく、性感染症検査で陰性の確認ができた場合のみ、ミレーナの装着が可能です。

(2)ミレーナの装着

ミレーナは、生理の3〜7日目に装着します。出産経験のある方は、痛みをほとんど感じませんが、出産の経験がない方や、帝王切開で出産された方は、子宮口が狭く少し痛みを感じることがあります。その際、事前に子宮口を広げる処置を行う可能性もあるため、あらかじめご了承ください。

ミレーナ装着時に注意すべきケース

子宮筋腫や子宮腺筋症を発症している場合は、ミレーナが抜けやすくなります。そのため、ミレーナが適応するかどうか、慎重に検討する必要があるのです。

  • 子宮筋腫:子宮筋腫の大きさが2.5cmを超える場合、ミレーナの脱出リスクが高くなります。また、子宮筋腫が子宮内膜の近くにある場合は、不正出血が続き、ミレーナが脱出するリスクも高くなります。
  • 子宮腺筋症:子宮筋層の厚みが5cmを超える場合には、月経困難症を改善する効果が見られにくく、ミレーナの脱出リスクも高まります。

ミレーナが外れる・ずれる可能性

ミレーナには、外れるリスクが少なからずあります。ミレーナは、気づかないうちに脱出することがあり、国内の臨床試験によると、装着から1年での脱落率は1.5%ほどです。ミレーナには糸(紐)がついていますが、子宮口付近にあるため、セックスの際に邪魔になる、当たるといったことは基本的にありません。しかし、ご自身でこの糸を引っ張る・切るなどは絶対にしないようにしましょう。また、ミレーナが正しい位置にあるかどうか、クリニックで定期的に確認するようにしてください。

ミレーナの費用

ミレーナ装着
※超音波検査料込み
55,000円
ミレーナ抜去 5,500円
定期検診 2,200円

※価格は税込です。別途、診察料と検査料を頂戴いたします。

ミレーナを装着できない方

  • ・ミレーナの成分に対して過敏症がある方
  • ・性器がんや性ホルモン依存性腫瘍にかかっている方、その疑いがあると医師にいわれたことがある方
  • ・子宮の形や位置に異常があると医師にいわれたことがある方(子宮腔の変形をはじめとした、生まれつきの異常や子宮筋腫を含む)
  • ・生理以外に異常な性器出血のある方
  • ・子宮内膜炎や卵管炎をお持ちの方
  • ・性感染症に過去3ヵ月以内にかかったことがある方
  • ・子宮頸管炎や腟炎にかかっている方
  • ・骨盤内炎症性疾患(PID)にかかっている方や、PIDを何度も繰り返している方
  • ・分娩後子宮内膜炎または感染性流産を、過去3ヵ月以内に経験したことがある方
  • ・子宮外妊娠(異所性妊娠)を経験したことのある方
  • ・ミレーナ挿入時に強い痛みを感じたことのある方、または脈が遅くなったことがある方
  • ・子宮の入り口(頸管)を拡張する際に強い痛みがあった方、または脈が遅くなったことがある方
  • ・重い肝障害や肝腫瘍がある方
  • ・妊娠中の方、妊娠の可能性がある方

上記に当てはまる方は、ミレーナが適しておりません。あらかじめご了承ください。

ミレーナのよくあるご質問

ミレーナは経血の臭い対策になりますか?
A.ミレーナの装着によって、生理中のにおい対策になるといった、医学的な根拠はありません。
ミレーナは更年期症状の緩和にも効果的ですか?
A.更年期症状は、女性ホルモンの分泌量が減ることが原因です。一般的には、卵胞ホルモンのエストロゲンを補充する「ホルモン補充療法」によって治療されますが、黄体ホルモンを併用することで、ホルモン補充療法の副作用を軽減することが可能です。ミレーナを装着している方は、更年期症状が生じても、黄体ホルモンはすでに体内にあるため、エストロゲンのジェルを塗布するだけで、治療ができます。ミレーナだけで更年期症状の改善はできませんが、ホルモン補充療法に利用することができるため、プレ更年期から更年期の方にも、ミレーナの装着はおすすめといえるでしょう。
ミレーナを装着することで太るのですか?
A.ミレーナを装着することで、体重増加することはありません。どうぞご安心ください。
ミレーナの装着時に痛みは感じますか?
A.出産経験のある方は、ミレーナ装着時に痛みを感じることはほとんどありません。出産されたことのない方や、帝王切開で出産された方は、痛みを感じる場合があります。ミレーナ装着時の痛みがご不安な方は、池袋駅前婦人科クリニックにご相談ください。
ミレーナが合わない人はいますか?
A.ミレーナは、成分に過敏症のある方や、過去3ヵ月以内に性感染症にかかった方など、適用できない方がいらっしゃいます。くわしくは「ミレーナを装着できない方」をご確認ください。その他、ミレーナの装着に対しご不安がある方も、お気軽に池袋駅前婦人科クリニックにご連絡ください。疑問を解消するお手伝いをさせていただきます。

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お知らせ

  • 2021/07/01